多数個加工用治具
  多数個加工用治具で夫々個々の加工精度を、求められる精度に均一に仕上げるには、
治具精度は加工精度より一桁上の精度が必要だと言われます。
 然しそれにこだわり過ぎると治具の費用が掛かりすぎる悩みも生まれます
下記はミニクランプ加工用の治具です、1台で12個 4台並べると48個の同時加工が出来ますが48個すべて同じ加工ではなく、付属部品を種類別に作っておけば、4種類12個ずつや片側6個ずつ8種類のような使い方も出来ます
 
使用例(写真)   
多数個治具完成図
 この図面はミニクランプMVC−40で設計しましたが、MVCタイプは治具に固着させる必要が
あるため、ワーク交換時の掃除が遣りずらく、MHCタイプだと取り付けが少ししにくいが、
クランプが全部取れるので掃除は簡単になります
治具本体
 寸法を記入していませんが幅=190 高さ=90 長さ=400 で書いてあります
両サイドに夫々6個 計12個のワークを6個のミニクランプで取り付けます
6個のミニクランプを目一杯締め付けると合計で15〜20dの力がかかりますから、それに
耐えられる寸法設計にする必要があります
付属部品図
ミニクランプ製作用治具の付属部品です、ワーク寸法に合わせて両サイドの位置決め兼締め代
調整板と底板を交換します、 右上はワーク 右下はミニクランプです。